自立支援医療とは、心身の障害を除去・軽減するための医療を受ける際、医療費の自己負担額が軽減される公的制度です。入院は対象外で、通院やデイケア、訪問看護を利用している人が対象です。自立支援医療の支給対象には「精神通院医療」「更生医療」「育成医療」の3種類がありますが、当院の患者さまが主に対象となるのは精神通院医療(精神疾患の治療)です。
これはすべての精神疾患が対象で、通院による継続した治療が必要な人が申請して利用できます。これによって小学生以上~70歳未満の方の通常3割の医療費負担が1割に軽減されるため、継続した治療が必要でも医療費の負担を軽減することが可能です。また、世帯の所得や治療内容によって一ヶ月の自己負担額に上限が設けられ、一定限度額以上の医療費を支払わなくてよくなります。
自立支援医療に適用される精神疾患は、以下のものが代表的です。