2025年11月17日(月)、日野市包括支援センターいきいきタウンにて、職員の皆さまを対象とした勉強会を開催いたしました。
講師は当法人理事長・鈴木智広医師。テーマは「認知症について」でした。

当日は17時から、近隣の特別養護老人ホームや介護老人保健施設の職員様にも集まっていただき14名が参加され、認知症の基礎的な理解から、中核症状・周辺症状(BPSD)の違い、支援者としての心構え、そして「認知症基本法」や「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」など、日々のケア現場に直結する内容について具体例を交えながら学んでいただきました。
認知症に伴ううつ症状の治療について、服薬を自己中断する危険性を踏まえながら服薬コンプライアンスの重要性をお伝えしました。一方で、抗精神病薬の服薬によって起こりうる副作用についてもお話しました。
勉強会の最後には質疑応答の時間を設け、普段のご利用者様で実際に困っていることのご相談が多く寄せられました。
認知症の周辺症状からくる不穏症状や介護拒否に対しては精神薬の使用も検討していくのがいいのではないかとお話いたしました。ご利用者様の年齢によっては弱い薬から始めたりすることもあるとお伝えしました
また、認知症薬の効果測定はどのように行ったらいいのかという質問に対しては「行動の中で改善がみられれば効果があったと言えるかもしれないが、長期間服薬しても効果がない場合は効果を見込むのが難しいため服薬中止を検討する場合もある」と回答いたしました。

これらの質問を通じて、職員の皆さまが“本人の尊厳を守りながら関わること”を真剣に考え、現場の支援に直結する学びを深めてくださっている様子が印象的でした。
つばさクリニックでは今後も、地域の介護施設・事業所の皆さまと共に学び合い、より良い支援を届けるための勉強会を継続してまいります。イベントや講演のご相談は、お気軽にお問い合わせください。