またまた趣味の呟き~書き込みを一つ。皆さんの好きなジブリの映画です。
皆さんは崖の上のポニョは見ましたか?僕は2回見ました。1回目は2008年に映画館で、2回目は2012年、Blu-ray Discを購入して見ました。
1回目を見た時は、とにかく主人公の宗介がカッコいい・・。ジブリに出てくる男の子は皆カッコいいですが、この時は何故か随分カッコいいなと思いました。まだ小学生前というのに、非常に頼もしい彼に嫉妬すら覚えてしまった記憶があります。そして、最後の、「ポニョの母」:「お前はポニョが魚でも、半魚人でも、人間でも、好きでいてくれるか?」(具体的なセリフは間違えていたらすいません)、「宗介」:「はい!僕、ポニョ好きだもん!」(具体的な細かいセリフは間違えていたらすいません(^_^;))と、その後に宗介がポニョにキスして人間になるシーンに、大変なショックを受けました。
僕の解釈としては、「人間は良い時も悪い時もある、それを全部ひっくるめて、一個人を愛する」というテーマなのだろうと・・・。半魚人でも人間でもというのは、そういう意味なのだろうと思いました。
当時、ポニョは子供向けの映画という触れ込みだったのですが、僕の中では「いや、これは本当にいい映画だった」と大変満足して映画館を出ました。
そしてブルーレイが出たところを予約し、今年に2回目を見ました。
2回目のポニョは1回目とは全く印象が異なりました。
まず、びっくりしたのは、津波で村が水没するシーンです。
去年の3.11のシーンが頭にダブり、怖くて画面にくぎ付けになりました。そして、「宗介、必ず戻ってくるからね。」と母が嵐の中を車で出ていき、翌日に、宗介が母の車をやっとこ見つけるも、母の姿はなし、というシーンなど、宮崎さんは3.11を予見していたのだろうか??
と、すごい衝撃でした。
そして、水の中にもぐり母親と再会、走れるはずのない高齢者達との再会など、「あれ、母親は津波に飲まれて死んだのか?」と考えると、ますます3.11と被ってしまいました(^_^.)。
ネットで見ると、ポニョは「生と死がテーマ」と書いてあります。確かに、水没した村を船で移動する若夫婦が子供に母乳をあげたり、男性器を思わせる魚のシーンがあったりと「なるほどな」と思わせるところもあります。
そして、2回目は宗介のカッコよさや最後のシーンは全く印象に残らず、先のシーンも「あれ??こんなんだったかな?」という感じでした。
映画は見た時の状況によって感想も色々変わるんでしょうね(-”-)
ポニョは大人用の映画だと思いました。子供で見てもなんだかわからないでしょうから(+o+)
皆さんの感想は?