2025年11月12日（水）、つばさクリニック多摩院にて当院スタッフを対象とした勉強会が開催されました。
講師として、CONCIERGE訪問看護ステーションの町田様にお越しいただきました。
「AEDの使い方と胸骨圧迫を学ぼう」をテーマに、大阪ライフサポート協会が行っているPUSH PROJECTの一環として救命措置の流れについて学びました。
心臓突然死でなくなる人の数は年間で7万人以上にのぼると言われています。
いつでもどこでもだれにでも起こりうる心臓突然死ですが、一刻も早い救命措置が救命率の向上に繋がるそうです。
急病人を見つけたら…
①周囲の安全を確認して近づき、反応の確認をする
②「119番お願いします」「AEDをお願いします」のような声掛けを通して応援を呼ぶ
③普段通りの呼吸があるかどうか確認する
④普段通りの呼吸がない場合、胸骨圧迫をする
⑤ＡＥＤを使用する
⑥救急隊への引き継ぎをする
ビデオを通して救命措置の流れについて学習した後は、実際にキットを使用して胸骨圧迫やAED使用などのシミュレーションを行いました。
実際に胸骨圧迫を行ってみると「強く・早く・絶え間なく」圧迫し続けることの大変さを強く感じました。周囲に人がいる場合を想定して、スムーズに交代しながら胸骨圧迫を継続する練習も行いました。
参加した当院スタッフからは「救命措置については学んだことがあったが忘れている部分もあり、定期的に訓練を行うことが大切と感じた」「何かあったときは今日の講習を思い出して一歩前にでられるようになったと感じる」「実際の救命措置にときには視野が狭くなるんだろうなと感じた。周りの人を頼ったり、周囲の安全を確認することを忘れないようにしたい」といった感想があがりました。
最後に、町田様からは「いざというときは完璧でなくてもいいので、勇気をもって声をかけできることをしてほしい」とお話いただきました。
当院スタッフにとって非常に学びのある時間になったと思います。この度、貴重なお時間をいただき当院スタッフに対して救命措置の勉強会を開催してくださったCONCIERGE訪問看護ステーションの町田様、ならびにお時間のご調整をいただいたCONCIERGE訪問看護ステーションの皆様に心よりお礼申し上げます。
つばさクリニックでは今後も、地域の介護施設・事業所の皆さまと共に学び合い、より良い支援を届けるための勉強会を継続してまいります。
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