2025年11月25日、町田市文化交流センターにて「睡眠障害」をテーマとした勉強会を開催しました。
当日は、会場参加18名、Web参加20アカウントと、多くの方々にご参加いただきました。
医師、ケアマネジャー、訪問看護師、薬剤師、薬局スタッフ、介護・福祉施設の相談員、銀行職員など、医療・介護・福祉・地域支援に関わる多職種の皆さまにご参加いただき、非常に学びの深い時間となりました。
講演では、睡眠の役割や不眠症の種類、睡眠薬の正しい使い方、生活習慣との関係などについて解説しました。
また、参加者の皆さまからは実践的なご質問やご相談も多数寄せられました。
主な質問内容は以下のとおりです。
・「ナポレオンは4時間睡眠だったという話があるが、日中の判断力低下やイライラは起こらないのか」
・「日中はうとうとし、一定の睡眠時間は確保しているものの、“眠れない”という思い込みから長年睡眠薬を常用している方への対応」
・「20年以上にわたる睡眠薬依存がある方への支援方法」
・「不眠と訴えながら、基礎疾患の可能性（心肥大）への医療介入が不十分なケースへの助言」
・「睡眠薬の依存や減薬について、一般の方が知っておくべき正しい知識」
どの質問も、現場で日々支援にあたっている皆さまだからこそ出てくる、大変貴重な内容でした。単なる知識提供にとどまらず、「どう支えていくか」という視点で意見交換が行われました。
また当日は、当院の地域連携室相談員より、つばさクリニックの診療体制や在宅医療の取り組みについてご紹介するとともに、今後の勉強会や講演会の開催予定についてもご案内させていただきました。
多くの方より、「ぜひまた参加したい」「事業所でも開催してほしい」といった前向きなお声を頂戴しました。
睡眠は、心身の回復、記憶の整理、感情の安定など、私たちの健康に深く関わる重要な機能です。今回の勉強会が、参加者の皆さまの支援や日常実践の一助となれば幸いです。
ご参加いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
今後も、地域の医療・介護・福祉に貢献できる勉強会を継続的に開催してまいります。